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三度の飯より三国志

今日0時更新できなかったのにはわけがある。
3594hit記念!
もうここ20年くらい恒常的にブームが続いている三国志を
いえ☆まじ的に色々と紹介しちゃいます。
ゲームとか漫画まで出すときりが無いので今回はは小説のみにしましょうか。

いや、日本男子の8割はロリコンで9割は三国志好きだよね!
なんでこう、男の子の心をくすぐるんでしょう。このロマン。このヒゲ。

まずは正史……、と、行きたいところですが、恥ずかしながら未読です。
いいもん。俺は三国演義好きであって中国史好きってわけじゃないもん。

で、三国志演義ですが、岩波から出ている全8巻が多分一番手に入りやすいと思うのですが、個人的にはこちらがオススメ。
三国志―完訳 (1) (角川文庫)三国志―完訳 (1) (角川文庫)
(1990/04)
羅 貫中村上 知行

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全5巻、藤原カムイが表紙・挿絵を描いており(3巻の張飛がかっこいい!)、すんなり読みやすい完訳演義です。
完訳でありながら、言葉回しが非常にわかりやすい。
何といっても見所は4巻の南蛮制圧戦。超訳が乱れ飛んでおり、実に楽しく読めます。
読んだ後は「しかし、やんぬるかな!」が口癖になりますので注意?

三国志アレンジは星の数ほどありますが、ぶっちゃけ言っちゃいますと。結局この訳本以上にどきどきしながら読めた三国志はありませんでした。
うおー、これが何のアレンジも入っていない素の三国志演義か! との高揚感と、読みやすくアレンジしてくれた吉川英治や横山光輝、NHK人形劇三国志の偉大さをかみ締められます。
まあ触れた順番の問題かもしれませんが。
(ちなみに自分は光栄のゲーム→横山光輝→これ→NHK人形劇→吉川英治といった順)



英雄ここにあり―三国志 (上) (講談社文庫)英雄ここにあり―三国志 (上) (講談社文庫)
(1975/04)
柴田 錬三郎

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柴錬三国志 英雄・生きるべきか死すべきか〈上〉 (講談社文庫)柴錬三国志 英雄・生きるべきか死すべきか〈上〉 (講談社文庫)
(1996/09)
柴田 錬三郎

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国産アレンジ三国志としては、自分的には吉川英治よりも柴田錬三郎を推したい。
「英雄ここにあり」は桃園の誓いから孔明が北伐に向かうまで。「英雄生きるべきか死すべきか」は孔明出櫨から蜀漢滅亡まで。
三国志を小説で読んだことの無い方は前者を、とっくに詳しい方は後者をどうぞ。って、詳しい人は後者を読んでないわけが無いか。
もうね。「殉じる」ってのはこういう事なんだってのが良く分かる。
これ読むまで「出師の評を読んで泣かない奴は人間じゃねえ」っての、理解できなかったんだけど、これでようやく。
覚悟を決めた人間ってのは、本当に輝いて見えるし本当に切ない。
孔明も姜維もよく頑張ったよ……。
歴史の壮大さに酔うタイプではなく一人の男の生き様に酔える珍しい三国志かもしれない。



人中の鬼神 呂布 (三国志武将列伝)人中の鬼神 呂布 (三国志武将列伝)
(1993/06)
中井 紀夫

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完全創作としては光栄から出ている武将列伝シリーズがオススメ。
武将一人を主人公に据え、一応は歴史の流れに沿いながらオリジナルエピソード満載な小説です。
他には趙雲と関羽があったはずだけど、やっぱりこう創作の余地を加えやすいというところで呂布が一番面白かった記憶が。
特に呂布という人物をどう描くか、これは三国志創作する人の腕の見せ所だと個人的には思っている。何も考えていない野蛮人か、武の求道者か、冷酷無比な殺戮マシーンか、夢見るピュアな男の子か。作者によって色々あるのが面白い。
歴史だけ見るとどうとでも取れるのが楽しいね。ゲームとかのパラメータ見てただのバカだという先入観は持たない方がいいぜ。いや、バカだとは思うけど。


反三国志〈上〉 (講談社文庫)反三国志〈上〉 (講談社文庫)
(1994/12)
周 大荒

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これを忘れちゃいけないな。
創作三国志のハシリ。いや、まあ、花関索伝とかの方が古いだろうけどさ。
もうね、演義ファン=蜀ファンの妄想がばっつんばっつん詰まった元祖トンデモ三国志です。
徐庶が劉備の元に来るところから始まり(ちなみに最後まで劉備の元にいます……。お母さんも無事で徐庶ファン大満足)、もう負けを知らない劉備軍!
蜀びいきな私でも、思わず「負けない劉備は劉備じゃないやい!」と思ってしまうほど快進撃。
仲達のあまりにあっさりな死にっぷりは必見。
五丈原で俺が流した涙はなんだったんだ。


大三国志〈上〉 (講談社文庫)大三国志〈上〉 (講談社文庫)
(1995/05)
志茂田 景樹

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ラストは志茂田景樹先生で。
↑の反三国志をベースに、諸葛均(孔明の弟)が妖術を用いて蜀軍で大活躍しちゃうなんとも中二病チックな設定が良い。
でもその妖術ってのがあまりにも間抜け。
裸の女の幻影を出して曹操軍ドミノ倒しとか、もう。
実直で清廉な夏侯惇も初めは「えーい、うろたえるな!」と頑張るのですが
結局幻術におぼれちゃいます。ファン涙目。
蜀好きにも魏好きにもオススメできない誰得三国志です。

谷山浩子「悲しみの時計少女」

まさかこの人のCDより先に書籍をレビューするとか。
や、久しぶりに読んだらすげー面白かったからね。
ネタバレは控えめでお送りします。

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悲しみの時計少女

「座右の書」は何ですか?
そんな感じの質問をされた時、
当たり障りの無い答えとして「不思議の国のアリス」を挙げている自分ですが、
よく考えると結構当たり障りあるかも。

まあアリスも3番目に好きですが、2番目に好きな本を紹介します。
1番はミヒャエル・エンデ「はてしない物語」ね。

作者の谷山浩子は本業は歌手で、今年でデビュー36年となる超ベテラン。
でも22歳(ここ参照)。
古くは「カントリー・ガール」。最近ではがっかり映画No.1ゲド戦記挿入曲「テルーの唄」で有名ですが、
おそらく一番有名な曲はみんなのうたで流れていた「まっくら森のうた」ではないかと思われます。


本当にどうでもいい余談ですが、当ブログタイトル「いえろー☆まじっく」は「てんぷら☆さんらいず」をインスパイアしたものですよ。

しかしニコニコは何でもあるねー。

そのうちCDもどうせ全部レビューするつもりだし、
音楽については今日はあんまり触れずに、とっとと悲しみの時計少女のお話を。

※あらすじ※
時計マニアの浩子さんが時計を探して大冒険!

以上。

とにかくカオス。
谷山浩子の著書はコバルト文庫や絵本を除くと、
全てダークメルヘンというか、夢日記的というか
まとまりのない奇妙なエピソードが続いていくんですけれども、
その中でも本作は格別にヤバイ。

過去作「猫森集会」「サヨナラおもちゃ箱」では
ふんわりとした中で絶望を受け止める感じの話が続いたのに対し、
なんというかもう、タイトル通り悲しみしかない。

自分は本当に「今」、ここに生きているのか?
「今」ってむしろいつ? こうやってキーボードに向かっている自分は誰?
なんで自分は「今」を生きているのか?

そんな感じで、深く考えたら負けな
気が狂いそうなエピソードが次々と語られていき、
全てがつながる(?)ラストシーン。
初めて読んだ時は本を投げ出してしまいました。なんじゃそりゃ!!
こりゃ綾辻行人先生も「最高のミステリ」呼ばわりするわ!
や、ミステリとしては「ユキのバースデーシアター」の方が良作ですが。

ダメだ。俺の筆力じゃ語れない。

とにかく、まとまり無い話だなー、と読み進めてみて、
衝撃のラストに打ちひしがれてください!
としか言えない。

ちなみにアルバム「歪んだ王国」内の同名曲が好きで興味を持った方は
注意を払って読んでくださいね。

あの切ない胸を締め付けられる感じが大好き!
って思って読んでいたら脳天を金槌でぶん殴られますので。
あー、俺がそうさ。
曲とぜんぜん世界観が違うんだもん!!

ところでこの小説、ラジオドラマ化してたんだって。
しかも浩子さんの声は谷山浩子がやってたとか!
知らなかった。

むしろラジオドラマの方が小説より有名みたい。
……で、これをどうラジオドラマ化したんだ?
朗読……しただけ?
いまいま(略)が気になるなー。

ラジオドラマ化といえば「ヨコハマ買い出し紀行」のラジオドラマはひどかったなー。
誰だよ、あれを絵無しで再現しようと思った馬鹿は!
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