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谷山浩子「悲しみの時計少女」

まさかこの人のCDより先に書籍をレビューするとか。
や、久しぶりに読んだらすげー面白かったからね。
ネタバレは控えめでお送りします。

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悲しみの時計少女

「座右の書」は何ですか?
そんな感じの質問をされた時、
当たり障りの無い答えとして「不思議の国のアリス」を挙げている自分ですが、
よく考えると結構当たり障りあるかも。

まあアリスも3番目に好きですが、2番目に好きな本を紹介します。
1番はミヒャエル・エンデ「はてしない物語」ね。

作者の谷山浩子は本業は歌手で、今年でデビュー36年となる超ベテラン。
でも22歳(ここ参照)。
古くは「カントリー・ガール」。最近ではがっかり映画No.1ゲド戦記挿入曲「テルーの唄」で有名ですが、
おそらく一番有名な曲はみんなのうたで流れていた「まっくら森のうた」ではないかと思われます。


本当にどうでもいい余談ですが、当ブログタイトル「いえろー☆まじっく」は「てんぷら☆さんらいず」をインスパイアしたものですよ。

しかしニコニコは何でもあるねー。

そのうちCDもどうせ全部レビューするつもりだし、
音楽については今日はあんまり触れずに、とっとと悲しみの時計少女のお話を。

※あらすじ※
時計マニアの浩子さんが時計を探して大冒険!

以上。

とにかくカオス。
谷山浩子の著書はコバルト文庫や絵本を除くと、
全てダークメルヘンというか、夢日記的というか
まとまりのない奇妙なエピソードが続いていくんですけれども、
その中でも本作は格別にヤバイ。

過去作「猫森集会」「サヨナラおもちゃ箱」では
ふんわりとした中で絶望を受け止める感じの話が続いたのに対し、
なんというかもう、タイトル通り悲しみしかない。

自分は本当に「今」、ここに生きているのか?
「今」ってむしろいつ? こうやってキーボードに向かっている自分は誰?
なんで自分は「今」を生きているのか?

そんな感じで、深く考えたら負けな
気が狂いそうなエピソードが次々と語られていき、
全てがつながる(?)ラストシーン。
初めて読んだ時は本を投げ出してしまいました。なんじゃそりゃ!!
こりゃ綾辻行人先生も「最高のミステリ」呼ばわりするわ!
や、ミステリとしては「ユキのバースデーシアター」の方が良作ですが。

ダメだ。俺の筆力じゃ語れない。

とにかく、まとまり無い話だなー、と読み進めてみて、
衝撃のラストに打ちひしがれてください!
としか言えない。

ちなみにアルバム「歪んだ王国」内の同名曲が好きで興味を持った方は
注意を払って読んでくださいね。

あの切ない胸を締め付けられる感じが大好き!
って思って読んでいたら脳天を金槌でぶん殴られますので。
あー、俺がそうさ。
曲とぜんぜん世界観が違うんだもん!!

ところでこの小説、ラジオドラマ化してたんだって。
しかも浩子さんの声は谷山浩子がやってたとか!
知らなかった。

むしろラジオドラマの方が小説より有名みたい。
……で、これをどうラジオドラマ化したんだ?
朗読……しただけ?
いまいま(略)が気になるなー。

ラジオドラマ化といえば「ヨコハマ買い出し紀行」のラジオドラマはひどかったなー。
誰だよ、あれを絵無しで再現しようと思った馬鹿は!

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